M-1で初めてウエストランドをみてから、あまりに受け入れ難かったのでなんとなく彼らのことを考え続けている。単純にあの悪口そのものが最高という意見は論外として(だってただの雑なあるあるネタなので)、どうもメタ的にみて楽しんでる人も一定数いることはなんとなくわかってきた。ただ、わかってきたとしても笑えないことは変わらないのだった…。M-1のほかにも井口が“悪口”を言ってるのをいくつか確認してみたんだけど、やはり彼の必死過ぎる表情、口調が受け入れられずメタ的なものを感じる手前で拒絶せざるを得なかった。
コメカさんの記事はよく整理されていてよかった。ツービート~爆笑問題の系譜に位置づけられるというのはその通りだし、井口の発言は「陳腐化したような偏見」というのもその通り。しかし「井口が神経質で奇矯な振る舞いとともにこれらの“悪口”を繰り返していると、そのシチュエーションの珍妙さ・矮小さそのものが、観客の笑いを引き起こすのである」というところで完全に意見が分かれる。その繰り返しでぼくはどんどん真顔になる。