WANに掲載さた有志の説明を何度も読んでる。上野氏をはじめ著名なフェミニストの名前があるのは、ホッとするとか嬉しいというより、プラスではあるけど複雑な思い、というのはさておいて、ここでもトイレや浴場が中核であるような見せかけに乗ってしまうことに少しだけ危機感がある。明らかにすでにトランス差別は、単純にトランス差別であることを隠さなくなっていて、そのことにはトランス差別を考える時に留意したい。
私が指摘したような箇所は「ジェンダーに基づく差別のない包摂的な社会の実現に向け、フェミニストとしてトランスジェンダーへの差別、偏見、憎悪をなくす動きに連帯し、今後いっそうの対話の機会を設けていきたいと願っています。」とかに含意されているのだと思うけど……。うーん。なんかすごく読み解くのが難しい文章。そうであることの効果が何かあるのだとは思いたいけど、読んでてすごく悩む。このなんとも言い難い感じは要約するとこのフェミニズムの中に初めからトランスジェンダーがいることがどのくらい想定されているんだろう、という疑問なのだけど。この疑問に答える箇所も巧みに入れられてはいて、ただその入れ方が巧みというか多義的というか、本当に読むのが難しい文章。
「対話」もいきなり出てきて誰と誰が何について対話するのか全然わからないし。。。主張がすごく曖昧というか。でもこれだけの人々が関わっているので、こんな下手な文章を書くわけがなく、この曖昧さが何か合意できる地点だったんだろうなということも察せられて、その大変さにフラッなる一方でこの曖昧さが合意可能地点であるということにもちょっと苦さがある。。。
表題が「抗議」だけど文中は「懸念」で文末は「差別、偏見、憎悪をなくす動きに連帯し」なのよね。「差別、偏見、憎悪をなくす動き」とはどこから出てきたの。難しすぎる!!!!
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表題が「抗議」だけど文中は「懸念」で文末は「差別、偏見、憎悪をなくす動きに連帯し」なのよね。「差別、偏見、憎悪をなくす動き」とはどこから出てきたの。難しすぎる!!!!