車椅子の「女性」である私が普段使ってるトイレってそんな最悪なものなんですか、そんなに直立者の使うトイレって素晴らしいんですか、って辛くキレそうになるし、多目的トイレは多目的なので別に誰が使ってもいいと原理的に私は思っている(し、見た目から必要性はわからない)のだけど、多目的トイレの前で待ってる私のことを見てすごくバツの悪そうな顔をしてくる、あの多目的トイレ利用者(もしかすると着替えてるのかもしれない)の顔を思い出したりして、また辛くなる。私はその人たちがそんな顔をする必要はないと思っていて(なぜなら多目的トイレは多目的だから)悪いのは多目的トイレが10階中2階とかにしか作らない施設だと思うのだけど、そういう多目的トイレ利用者の感じる日々のリアルはどこにも存在しないかのように世界があるのに耐えられなくなる。そしてそういう世界が、車椅子を使って多目的トイレを利用する人間と車椅子を使わないけど多目的トイレを多目的に使う人間の間のあの不毛なやり取りを生んでる。