集中することについて
集中して作業するということについて。
先ほど少しプログラムを書いたりChatGPTと対話したりして過ごしていました。そして「はっ」と気が付きました。作業しているときは、自分がどこにいるのか、どんな姿勢でどんな椅子に座っているのかをすっかり忘れていたからです。
一言で言えば、集中していたわけですね。
最近椅子をリニューアルしてしばらく落ち着かない日を過ごしていました。座っている角度が気になったり、体の姿勢が気になったりするからです。椅子の方や、自分の姿勢の方が気になって作業に集中できないのです。
でも、背もたれクッションを購入して調整したり、毎日座って作業しているうちに慣れてきたようですね。先程の作業中は全く椅子のことを考えなかったからです。
当たり前のことですけれど、「集中している状態」というのは「それ以外のことを忘れている状態」ともいえます。
またこんな風にも言えます。集中している状態を作るためには、集中することに努力するのではなくて、集中を妨げているものをできるだけ取り除くのが大事なのだなということ。
当たり前の話をしているようですが、意外に難しいことでもあります。なぜなら「忘れよう」と意識することはかえってそちらに意識が向いてしまうことになるからです。
ですから、忘れようと意識するのではなくて、注意を引く物理的な何かを取り除くことが大事なのだなというお話です。
それは場合によっては音のこともありますし、光の場合もあります。まぶしいとかそういう話ですね。体のどこかがかゆいとか、痛みなども注意をそらす要因になります。
なかなか難しいのは、たとえば音。うるさすぎるのはもちろん困るんですが、静かすぎるのもときには注意をそらす危険性があります。こうすれば良いと単純には言えません。
集中して仕事を行う場面が、しばしば呪術的になったり、儀式的になるのは理由があるのかもしれませんね。つまり、「いつもと同じパターン」にうまいこと落とし込んで、集中した状態(何かに気を取られない状態)を作り出そうということなのです。