あまり周知されてないかもだけど、各自治体は個人番号をそのままシステムに組み込んでいるわけではない。自治体は住民のIDを独自に付与して内部で管理していて、この内部IDと個人番号を関連させて運用している。言い方を変えると個人番号が全てのサービスの親IDになっていて、これを悪用されると class break を引き起こす可能性がある。
つまり、認証デバイスとしての個人番号カードはセキュリティ上の弱点になり得るわけだ。だから取り扱いには注意を要する。
私個人としては個人番号カードは認証デバイスに特化すべきで、普段は目につかないところにでもしまっておくべきだろう。そもそも個人番号カードの有効期限は10年で、10年も経ったら顔変わってるっちうねん。
そして身分証明が欲しければ専用の(認証デバイス機能のない)カードを発行すればいいだろう。それで十分。ひとつのカードに最大4つもパスワードを設定するのはおかしいと思わないとw
ID設計は難しい。便利だからって何でもくっ付ければいいというものではないのだ