@Ksyzr それはね、誤解です。
「これからの時代に自力で食糧を作り出す手段」というのは、非常に高価なものになります。数年後、私には手が届かないものになる可能性が高い。
篠原信さんの近著に書かれているように、現代農業は石油のカロリーを食糧のカロリーに変換している。化学肥料の生産には膨大な熱エネルギーが必要だし、農業機械は石油無しでは単なる鉄屑だし、要するに石油無しでは農業は出来ない。それは平地でも棚田でも同じ。
有機肥料があるじゃないか、という点については、現在生産されているものは、これまた石油農業に依存している畜産業の副産物だったりして、従来型の石油農業の上澄みであると言って良いらしい。
牛馬による農耕のためには、彼らに食わせる草を育てるための広い野原が必要なのだけれど、第二次大戦後に農地や人造林に変えてしまった場合が多いので、これも難しい。
で、日本経済がこのまま衰退して、石油を買うことが出来なくなると、日本の農業が詰みます。
何とか今のうちにお金を物に換えてインフラ整備をしておきたいと思って、じゃぶじゃぶと湯水のように金を使っている(ごめん、勢いで嘘をつきました)が、さあ、どこまで出来るかな。
篠原信『そのとき、日本は何人養える?』
によると、せいぜい江戸時代の人口である 3,000 万人ぐらいだろうと。
@softark それ以外は餓死する前に難民として流出するしかないわけだ...とんでもない規模だ。