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「第15回ひょうご水土里(みどり)のふるさとフォーラム」に行ってきた。
「持続的な地域づくり ~棚田から見えるこれからの農村~」
という趣旨のパネル・ディスカッションだったが、パネラーの地域は、三者とも、「耕地整理」を実施していた。そのうち二者が「つなぐ棚田遺産」に認定されている。
いやあ、しかし、耕地整理出来る棚田って、棚田じゃないでしょ?
「耕地整理された広い田圃でドローンを活用した未来型スマート農業をしています」「耕地整理された耕作放棄地が沢山あったのですが、都会から農業法人がやって来て米作りをしてくれるようになって活気が戻りました」「耕地整理された棚田で休耕ゼロを達成しています。ただし、耕地整理できなかった場所は草ボーボーですけど」というような話。
耕地整理が悪いと言うんじゃない。農業を継続するためにはする方が良い。しかし、耕地整理すると棚田独特の景観は失われる。
岩座神でも、耕地整理(小さい複数の田圃を一つの大きな田圃にまとめること)を個人レベルで実施した箇所が、少数だが、いくつかある。石垣に法面が継ぎ足されている田圃がそういう田圃だ。でも、おそらく、これ以上は、したくても、耕地整理は出来ない。