上司2LDKイベントのロケット打ち上げ(ネタバレ) 

普段やっていないのだけど、超久しぶりに読んだら標記の話でうれしくなった。
千晶くんというキャラのルート。場所は内之浦ではなく種子島だと思う。海辺の風景が懐かしい。

彼らは管制室のある種子島宇宙センターではなく、打ち上げ見学に来た人の雑観取材をしているようだった。会見などの参加申し込みはしていないのかもしれない。
種子島は最近、馬毛島の自衛隊基地建設のため宿や足(レンタカー等)の確保がかなり大変なので、いいホテルを確保できるのはすごすぎる!

ただ、この手の話題は諸刃の剣でもある。
現実のロケット打ち上げではあり得ないようなところが気になってしまう。

例えばカウントダウン。なぜ主エンジンスタートの後にカウントダウンが始まるのか?
点火はリフトオフの数秒前(H2Aだと5秒前くらい)なので、そのあとにカウントダウンというのは変だ。

点火後にカメラを構えて撮影するのも現実的ではなく、見学に来るようなロケットファンはまずそういうことはしない。出来ればYouTubeのJAXA公式等で実際の実況をチェックしてほしいなあと思った。

あと搭載衛星の軌道投入(分離?)に数時間かかるというのはおかしいな…。ロケットが届けると言ってるし分離のことだろうけど長すぎる。

上司2LDKイベントのロケット打ち上げ(ネタバレ)② 

このように突っ込みどころは多々あったのだが、それでもこういうテーマを取り扱ったことにはよい印象を持った。

画像の海岸の風景は、正確とまではいかないが種子島宇宙センターから見た実際にかなり近い。この岬に発射台があればもっとよかった。

すごい迫力だね!との主人公の台詞は全くその通りで、液体燃料ロケットの打ち上げはかなり迫力がある。音も振動も。
ただリフトオフで警戒をとくのは早いぞ取材陣(笑)

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行かない人にはどうでもいいことだが、宿と足は、「行くことにするか~じゃあ予約しよう」というテンポではまず取れない。

通常、約2ヶ月前に打ち上げ日時とウィンドウが発表されるが、そのリリースが出た瞬間に宿、レンタカー、飛行機の予約電話をかけても取れるかどうか怪しい。

どうするかというと中種子、南種子のホテルの予約状況をかなり先まで普段から見ておくのだ。割と埋まっている期間があれば、それは打ち上げ関係者が予約した可能性が高い。
今年度の打ち上げ予定ミッションと見比べて、打ち上げ日はそこではないかと当たりをつけて予約する。
外した場合キャンセルになるため、航空券割引は使えない。
※ちなみに、飛行機がとれないとトッピーかフェリーになる。フェリーになるとめちゃくちゃ時間がかかるし欠航も多いので苦労する。

しかし、この方法も馬毛島自衛隊基地工事開始以降は使えなくなってきた。
常にほぼ埋まっている状況で、争奪戦はさらに厳しいものになっている。
jaxa.jp/projects/in_progress_j

種子島に入るのも大変だが、脱出するのもなかなか大変である。

行ったら行ったで、雷雲が出たとか風が強いとかで打ち上げ日が高頻度でずれる。
それが数日ならまだいい方で、一週間超ずれることも多い。延期の度にホテルを延長、島脱出の予約を更新する必要がある。場合によっては一旦帰京して、再度来ることを考えねばならない。仕事でなかったら、再度来ることを諦める人も多いだろう。

皆考えることは一緒なので、特に飛行機予約は取れたら運がいいと思った方がいい。種子島宇宙センター発表の天気予報はこまめにチェックする必要がある。

最悪フェリーで島を脱出するが、台風シーズンはしょっちゅう欠航してなかなか帰れない。

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