ノーベルウイーク 物理学賞発表前雑感
Berry位相、毎年推す人いるけど今年は違う分野じゃないかなあ。去年が量子エンタングルメントとベルの不等式の破れだし。
量子テレポーテーションも光格子時計もみなとりあえず候補に挙げるけど、先のことではなく今年はどうか?という観点ではどうだろう。なんぼなんでも去年と近すぎないか。
光格子時計については、一秒の再定義がされてからではないかなと個人的には思う。
量子エレクトロニクスはありかも。
太陽電池に関しては、グレッツェルと共同ならペロブスカイトはありえる、しかしペロブスカイト単体だと普及の点で疑問符。過去の授賞例をみても青色LEDのように、本当に普及していないと難しいのでは。
その点では、SDGsには関係ないがNANDフラッシュメモリと中沢さんらのEDFA(エルビウム添加光ファイバ増幅器)はあり得る。
これらについては前にも書いた。
光触媒は化学賞のイメージだな。
ノーベルウイーク 自然科学終了
自然科学の発表が終わった。
今年はmRNAワクチン、アト秒物理、量子ドットという結果になった。
どれも下馬評には挙がっており近年あったような変わり種はない印象。
変わり種と言えば、スヴァンテ・ペーボさんと真鍋さんのときはまあー驚いた。真鍋さんの場合、選考委員の専門からみて予想できなくはなかった。ただあの分野が対象になったことはほぼなかったから…。
文学賞は平穏に眺められる。
日本の場合、村上春樹ばっかり言われていて毎年警戒されているけれど、私は谷川俊太郎も隠れた候補の一人だと勝手に思っている(あくまで日本人で誰、というなら)。
ただ近年の傾向ではややジャーナリズム、社会派に寄ってるので、それを踏襲するなら合わないなと思う。
本屋さんと翻訳の版元は毎年大変だが、発表直後が最もかきいれ時なので頑張って!