私のギターは松村雅亘氏の、ブーシェに師事され帰国後比較的すぐ製作されたものということで(学生時代に30回ローンで買った)鳴りが良く音が美しくこのギターすごいっていまだ弾くたびにハッとできて日々新鮮。なんだけど、たぶん張りが強くてきっちり弾かないと暴れ馬になる感じだろうと思う。
00年代に松村雅亘さんの工房に修理依頼で伺った時に、私のギターの音色を聴いて「イタリアっぽい明るい音色になっている」と評価をいただいたりした。当時は特にマンドリンアンサンブルでイタリアのマンドリンオリジナルを集中的に弾いていたころだった。奏者と曲によってそのギターの個性が育つと。
当時はギターの弦をオーガスチンのリーガルのセットを張っていたが、かなり派手でキラキラした音色を正直少し抑えかねていた。松村雅亘さんのアドバイスは、松村ギターにはプロアルテのハードがバランスがとれて良いということで、以来、そうしている(今はプロアルテのコンポジットハードを使用)
※連ツイのてにをは一部修正してまとめ
話がそれてしまった。ギターと脱力の話を調べていたはずなのに……。
クラシックギターは(もちろんクラギだけの話ではない)、左手は左腕の重さ、重力を生かしこれを利用して弦を押さえると楽。左手の握力で無理にギューッと押さえる必要がなくなる。ギター入門の難関Fコードも楽々です。