事前になんの情報も入れていなかった為に途中までなんの話かよくわからんかったんですが、聖書の四騎士のつもりかというセリフで、ヨハネの黙示録がベースなのかなと思いました。起こりくる世界の終末と、四人の役割、一人一人死んでいく度に「人類は裁かれた」というのもね。
あとあの家族の中から犠牲を出すのも、さながら人間の原罪を背負って十字架にかけられたイエスだ。バッタの件も、モーセが起こした出エジプト記のにおわせかしらん。多分、キリスト教圏の方ならもっと話の意図を汲み取れたと思う。
同性カップルが両親や周囲の偏見と戦い、養子を迎えて暮らすのが未だ難しい。選ばれた四騎士も自分たちの家族や仕事、大切なものを、命までかけて伝えに来て多大なる犠牲を払い、けれど未来を繋ぐ為に……なんだか少し(どころではない)やるせない。
シャマラン作品は自分に合う合わないが極端なんだけど、今回はその真ん中ら辺という感じ。前作のOLDはドンピシャでした。