『ママのうつ病をナメてたら、死にそうにぬりました』(上野りゅうじん著)
au PAYマーケット限定ポイントが失効寸前だったので、高遠るい先生の『レッドマン・プリンセス』(⚠️グロ描写が苦手な方は注意)と一緒に買った漫画。「半額だし、ポイントも使い切れるし」と何の気なしにポチった漫画。
離婚を機に「重度のうつ病」になったママと、ママを支える中学生の一人娘のお話。周囲から「ワガママ」「甘え」「気の持ちよう」と責められ、自尊心をガリガリ削られていくママ。自分で自分のクビを絞める様な行動をとっては自己嫌悪に陥る。周囲はそれを見て「自業自得じゃないか!」と責める。物語は「娘の視線」で描かれているが、僕はママの姿に心痛んだ(ちなみにママは「双極性障碍」です)。
しかし、これが「娘の視線」で語られるから「見られる」のかもしれない。これがもし「ママの視線」で描いていたら、僕でさえ「反発」したかも知れない。「こいつ、ワガママ過ぎんだろ?」って思ったかもしれない。
「ついでに買った」方が、僕には「出会い」だった。