松村圭一郎著くらしのアナキズム読み終わった!
アナキズムをグッと身近に、現代日本でも実践できると思わせてくれる『生活とくらし』のなかのアナキズムを読みやすい文章で綴ってあって面白かった。
生活>政府・国と明確に語られていていい…
んだけど、結局『小さな社会を存続・決定させる社会的立場』からしか語られていないというか、そこから弾かれるであろう女性やマイノリティ、障害者の存在は限りなく透明というか…
結局マジョリティが実践する世界なのか〜?コミュニケーション能力が低い人や、そもそも「寄り合いや茶飲み話」の席にさえつけない者のアナキズムはどこに?となっちゃうんだよな随所で…高島鈴さんが布団の中から蜂起せよで指摘されていた、アナキズムや社会運動のマッチョさっていうのはこういうとこか…という実感と、あの本でのとことん弱い立場の人に寄り添った運動を語っていたのは本当に救いだったなとなりました。
でもかなり入門書としておもろかったよ