戦後民主主義は敗戦後の混乱の中に占領軍にもたらされた/でも主権在民は民衆は望んでいたものだったし解放感を持って歓迎された/が解放感ばかりで具体的な予見はなかった/敗戦後の体制の理念が侵略的な帝国主義の否定に立ったものだったら良かったが、そうではなくただ形式的なものだった/戦後民主主義はアメリカの占領政策であり限界があるのは必然だった/民衆にとって「民主的」というのは、旧習を破ったり、夫婦単位で行動をしたり、という些細なことを指すものでしかなかった
/戦後はこのようなはじまりをしていいものではなかったのである……