「行き止まりの世界に生まれて」をみながらベロベロに泣いてたと言うかどん詰まりの世界でどこにも行き場のない諸々が闇雲に登場人物をスケボーに向かわせてる様がまさにストリートカルチャーのそれというかTV Girl(Todd RangrenのHello it's meをサンプリングして怒られが発生して曲を取り下げた人)のそれというか結局誰も悪くない(閉塞感ある社会で誰もが向かっていく底辺にまっしぐらって意味で悪くないって言ってるけど一方で配偶者殴ってるザックは紛れもなく悪い)なかで誰も幸福になってないあの構造見て本当に泣くしかなくて。
昔エンピロが漫画で書いてた「スラムから抜け出すにはうんと勉強して奨学金もらうかサッカーやって選手になるかマフィアになるかでマフィアが大人気」みたいな感覚の中にあの映画のどん詰まり感の原因になる「構造」が全部詰まってる気がして気が遠くなった。
一方で「ここじゃないどこかに行かなきゃ。行けばきっと今と違う未来が待ってる」って感覚からは、うっかり東京に生まれて東京に育ったもののそんなに経済的に恵まれてる層でもない俺は阻害されてるんだなっていつもの感覚もあったという。