いつも思うことではあるが、アイデンティティじゃなくて社会の今の仕組みの結果の話だけど、「男性」を生きてきた人と「女性」を生きてきた人では愛や恋や性に関して目の前に広がっていた景色が全く違っていたのだろうなという傾向は否定しがたいのではないかと思っちゃうことはやっぱりあるんだよなー

個人差が大きいから「自分」はそう思わないと感じる人が色んな立場に沢山いると思う。でも「82年生まれ、キム・ジヨン」で書かれたことをまるで他人事と思える「女性」はそうはおるまいよ。

誰からも性的または恋愛的な意味で必要とされなくていいから、何よりも先に権力を、力をよこせよと感じるのは、要するにロマンチックな夢を見る余裕とかねぇからだからさ。わたしにはなかったからねー。信じてる人はみんなアホだと思ってた。でも歳を重ねて知識がゆっくりだけど増えてちょっとずつ変わったのです。必ずしも自分自身が他人に恋したからではない。体験しなくても理解しようとしなくても尊重はできます。