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大島清昭『最恐の幽霊屋敷』(KADOKAWA)

ビックリするほど人が死ぬー!!

ホラー9割とほんのりミステリ1割のミックスという内容でした
『影踏亭の怪談』のように推理要素がもう少しあるのかなと思いきや、推理なんぞなんぼのもんじゃ、悪霊 :power_txt: 感が強かった

こういう幽霊にはっきりした来歴や意志を求めてはいけないのかもしれないけど、鍋島の調査内容の真偽は知りたかったなー!
キイの霊能力が出現した理由や蔵の中身、キイの家族の死は超自然的パワーゴリ押しじゃなくて、もう少しヒトコワ要素の悪意による犯行を期待してしまっただけに残念…

最後も結構ぶん投げて終わりだったので、色々怖かっただけに勿体無いなあと思いました

十文字八千代が現れる意図もいまいち伝わらず……
物語としてのセオリーなら、他の人間を危険から遠ざけようとしたり、鍋島を守ろうとしたりしているのかなと思うけど、はっきりしなかった

それが味なのかも…


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