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偽装結婚初夜(n番煎じ) 

実家と寮のベッドよりも広いベッドに落ち着かない7ちゃん。
ゴロゴロと何度も寝返りを打てば、お風呂上がりの色気ダダ漏れ6と目があった。
「なんで寝ようとしてるの」
「は?あんたこそ、なに人の部屋に入ってきてるのよ」
「入るでしょ、夫婦の寝室なんだから。それに今日はそういう日だし」
「…うん?そういう日?」
「今日結婚したんだから、そういうことするよね?」
ベッドに乗って7ちゃんに覆い被さる6。濡れた金糸が7ちゃんの頬にかかり、ヒヤリとした感触に体がぴくりと反応する。
「…偽装結婚」
「の、つもりは最初から無い」
「は?いやいや、そういう結婚なんじゃ…」
「女性達に言い寄られて大変だとは言ったけど、女避けのつもりだとは一言も言ってない」
6のセリフに記憶を漁れば、確かに女性が言い寄るとは言っていたが偽装結婚のぎの字も言っていないことに気づく。
「え…と、白い結婚は…」
「据え膳を食べないなんて、愚かな真似をするつもりは全くと言っていいほど無いので、覚悟してください」
ひぇぇ、と情けない悲鳴を上げた7ちゃんは、情欲に染まった赤い瞳に魅入られてそのまま食べられましたとさ。

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