というわけでダーディマネーを読み終わりましたが
総じてジェシカがめちゃくちゃ恵まれているな……と思いました
あとやっぱり「不義之財」から「ダーティマネー」になったことで抜け落ちたニュアンスがあるような気がしてならないですねというか……
「ジェシカが他者のために涙を流せること」
「BSWのトップがかつて理想を抱いていたこと (それを思い出させる相手がたまたま存在したこと)」
「上司や同僚が彼女の決断を後押しできること」
「わがままを押し通し、失敗に対しやり直しを選択できる余力があること」
これらの極めて恵まれたジェシカの「財」を「義 (ジェシカ本人の望む方向)」のために注げるようになるための通過点、という感じだなーと思いました
そして劣悪な環境を覆しうるのはこういう人間だよなあとも
というわけでダーディマネーを読み終わりましたが
「やり直せる」ことは財産なんですよね
採掘場を手放し、息子達には置いていかれ、人生を過ごしたデイヴィスタウンのエネルギータワーをも爆破して、そしてなにも手元になくなったレオーネはやり直すことすらも出来なくなってしまった
というわけでダーディマネーを読み終わりましたが
ああだから「財」とは「未来」的な?