重要なのは(相談者さんみたいな方がたぶん知りたいのは)、
・「共産主義」の対義語になるのは「民主主義」ではなく「資本主義」であること
・「共産主義」は「君主制」や「独裁制」を意味しないということ
なのかなと思う。
そのうえで、
・今、自公政権のほうが実質的に「独裁制」に近い(のでやばい)
・日本共産党が政権に近いところに就くことがもし仮にあったとしても、ある日突然社会をガラッと強制的に変えてしまうというようなことは起こらない
ということを伝えることが必要なのかなと、この相談のやりとりと、このツイートに対するコメントなどを読んでいて思った。
(説明の便宜のためとはいえ、「日本共産党の力がすごく重要で不可欠」なのに「政権に近いところに就くことが、現状ではほぼ考えられない」という言い方を用いてしまうこと、私はいつも申し訳ない気持ちになってしまうのだけど、今回も用いました)
ハイエクが『隷属への道』でいったのは共産主義では資源の配分を中央が管理するため、本来独裁主義を指向しているわけではないのに不可避的に全体主義に陥ってしまう、ということだと思う(うろ覚えだけど
もちろん隷属への道が書かれたときと今では状況がずいぶん違うし反駁もされていて自分がしらないだけの可能性も高いし現状の資本主義も問題あると思ってる。ただ今の自分の知識では「共産主義」は「独裁制」を意味しないという説明ではすっきりとは納得できないだけ