yomiuri.co.jp/world/20221127-O

「一強」に民意がバランス…東京外国語大教授(台湾政治) 小笠原 欣幸 氏

台湾統一地方選の選挙結果は、民進党にとっては惨敗だった。しかし、蔡英文政権の構造は何も変わっておらず、地方選の敗北で対中関係など主要政策が変わることはない。

 これまでの地方選も、政権与党に厳しくなる傾向があった。台湾は権威主義体制から民主化しており、一つの政治権力が強大な力を有することに住民は警戒心を持つ。現在の民進党は相対的に見て一強に向かいつつあり、バランスを取ろうとする意識が働いた。

 民進党の対中政策の争点化は空回りし、有権者は自分が住む地域のことを考えて選択した。この結果はいったんリセットされ、次期総統選に向け、候補者や政策の吟味が最初から始まる。総統選は、地方の課題ではなく、台湾の将来を決める選択になる。

 選挙後の懸念は、中国の情報戦だ。有権者が民進党の対中政策に「ノー」を突きつけたと国際的な世論操作を図る可能性がある。こうした誤った認識が広がることには注意しなければならない。

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cna.com.tw/news/aipl/202211270

日學者小笠原欣幸:台灣民意對權力獨大求取平衡

台灣九合一選舉落幕,專精台灣政治的日本東京外國語大學教授小笠原欣幸說,台灣民眾對政治權力獨大抱持警戒,由於民進黨相對看來正走向獨大,所以讓選民意識到求取平衡。

日本讀賣新聞今天報導,小笠原受訪時說,台灣這次九合一大選結果,對民進黨來說是慘敗,不過,總統蔡英文政府的結構沒有任何改變,所以輸掉地方選舉並未改變蔡政府在兩岸關係等主要政策。

小笠原說,台灣到目前為止的地方選戰,都有對政府及執政黨來說較為嚴峻的傾向。台灣過去從威權體制走向民主化,讓民眾對單一政治權力獨大抱持警戒。目前的民進黨相對看來正走向獨大,讓選民意識到求取平衡。

他說,民進黨此次試圖讓兩岸政策成為選戰焦點徒勞無功,選民考量到自己居住的地區做出選擇。這次選戰結果之後將暫時歸零,面對下次總統大選,仔細考慮參選人與政策將從頭開始。總統大選不是地方課題,而是決定台灣未來的選擇。

小笠原說,九合一大選後令人憂慮的是中國的資訊戰,中國有可能在國際輿論上將選舉結果操作成台灣選民對民進黨兩岸政策說「不」,必須要留意讓這樣的錯誤認知擴散。

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