現実は不確定なものであるのに、極度に断定的な物言いをする人間は、脅えているか、愚かであるか、あるいはその両方だ。
彼らは、男はこうあるべきだとか、女はそういうものだという類型にしがみつく、なぜならそれを手放したら、あらゆる問題について自分で考えて答えを出さなければならないし、やっと出した答えが世間に受け入れられないという危険を冒すことになる。
類型に頼ってしまえば、何も考える必要はないし、危険を犯す必要もないから楽なんだ。だから彼らは必死にその類型を守ろうとするし、それを否定されると怒りだす。
原文を引き写してるわけじゃないし、最後に読んだのはだいぶ前なのでざっくりだけど、スペンサーが「初秋」で言ってましたよ。