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今度はさ、薛洋は顔はいいけど、忘羨が義城にきたら格の違いが云々ってやつ。
そりゃ主役は主役だってだけでブーストかかってるんだからそっちが格上に見えるのは当然でしょう作者が意図的にそういう風に作ってあるわけだから。
だけど、物語全体のボリュームからみて一割にも満たない義城にはまって抜け出せない人が結構いることを考えたら、作者の意図を超えたところでキャラが独り立ちしているからではないか、とね。
ついったでは何度か書いたけど、たくさんいた金氏の客卿の中でただ薛洋だけが(不完全とはいえ)陰虎符の再現に成功してるのは、陰虎符が「魏嬰の乱葬崗に落とされた苦しみ」から生まれたものだとして、薛洋にとっては普通に生きてるだけでそれに近い苦しみだったってことなんじゃないのかな、とかように考えておるわけですよ、私は。

個人的には、蘇渉が何気にかなりのハイスペ(藍氏に弟子入りできる程度の家柄、世家を新たに興せる程度の財力と人脈、藍氏と金氏の剣術を使いこなす程度の実力、術で剣を隠しながら伝送符で逃亡できる程度の霊力)で忠誠心も強いのとか、確かに性格的にアレではあるけれど、そういう彼に理解を示したのが金光瑶だけ、ってことを考えると彼のこともまた嫌いになれないのよね。

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