マスかきヒーローチンポマン、ラッキースケベマンと相澤とバッティングセンターに行く。 

仕事終わり、ご飯を食べてから少し体を動かしたくなった3人。
彼らはヒーローなのでホテル行く…?なんてことにはならず、「バッセンいきましょバッセン!」というラッキースケベマンの案に乗ることにする。

バッティングセンターなんていつぶりだ?と最新の設備に相澤がキョロキョロしていると、ラッキースケベマンのでかい声が聞こえる。
「チンポさんいつものやってくださいよ~!」
「あ~?…たく、仕方ねぇな~…」
回数券を買い、上着を脱いで肩を回しながら160㎞/hと書かれたブースに入るチンポマン。
何が始まるんだ…?とその背中を見ているとチンポマンが振り返る。
「俺、イレイザーの為に打つんで」
ドヤ顔のチンポマンに寒気がした。
「…バッティングが得意なのか?」
「まぁ見ててください。チンポさんの一芸みたいなもんっス」

バッターボックスに立ったチンポマンは備品のバットではなく、自分のチンポを勃起させ握り込む。
「!?」
ま、まて、そんなことしたら…!!
1球目が勢いよく飛んでくる。
股間の位置を調整するチンポマン。
相澤は思わずギュっと目を瞑る。

…直後

カキーン……
『やったね!ホームラン!』

チンポマンはホームランを打っていた。

チンポマン、スケベマン、相澤、バッセンへ行く。② 

「……は?」
一瞬の出来事に何が起こったかわからない相澤。
チンポでホームラン?じゃあ何でブースに入るときに肩を回したんだ…?
「でっ出た~!おちんぽホームラン!!」
隣のラッキースケベマンが興奮して振り上げた手が相澤の胸に当たってハっと我に返る。今のもラッキースケベか?雑だな。

その後も1ゲームが終了するまで打ちまくるチンポマン。
剛速球を股間で打ち返すその様子は男の相澤にはどう見ても地獄で、普段はどっしりと構えているはずの股間は縮み上がっていた。もう二度と見たくない。
そんな相澤の前で盛り上がる2人。
「いや~!チンポさんのバッティングすごいですよね~俺は下手くそなんで…憧れちゃいます」
「大したことねぇよ。ほら、お前も行ってこい」
「はい…!でも俺、今日はストラックアウトの気分なんですよね~」

この施設にはバッティングの端にストラックアウトブースがある。
「あそこ、2人で入れるんで…よかったらイレイザーも一緒にどうですか?一人で20球は多いなって思うんス」
「20…まぁ、投げるだけでいいなら…」
「よっしゃ!じゃあ行きましょ!」
背中を押されてブースに入る。
ラッキースケベに慣れてきた相澤に警戒心はもうほとんどなかった。

チンポマン、スケベマン、相澤、バッセンへ行く。③ 

2人で入れるというだけあってブース内は広かった。回数券を入れるとボールが20球カゴに入り、賑やかな電子音が流れるのと共にゲームがスタートする。

「俺、イレイザーの為に5番抜くんで」
チンポマンの宣言を真似たラッキースケベマンがボールを掴もうとしたその時…
「おい…その玉じゃねぇだろ」
「えっあ!なんで俺イレイザーの金玉を掴んで…!?」
はぁ…と溜息をつく相澤と、ずっしりとした相澤の金玉からなかなか手が離せないラッキースケベマン。
「…俺の金玉はボールじゃない。わかったら離せ。はよ。」
「すんません…っ」
イレイザーの金玉の重みに比べたらボールは軽いななんて思いながら、今度こそボールを掴んでパネルへ投げるラッキースケベマン。
抜いたのは6。

「はは、宣言通りって難しいっスね…」
「じゃあ俺が5番抜くよ」
そう言った後、綺麗な投球フォームで5番を抜く相澤。
あんな重い金玉ぶら下げてんのに…あんなにきれいなフォームで投げるのか…!すげぇぜイレイザーヘッド…!!と相澤への憧れが強くなるラッキースケベマン。
俺も頑張るぞ!と足を踏み出したラッキースケベマンの足元にはなぜかボールが転がっており…
ラッキースケベマンは盛大に転んでしまう。
そう…相澤を押し倒す形で。

チンポマン、スケベマン、相澤、バッセンへ行く。④ 

重なった2人の身体。
丁度相澤の股間にラッキースケベマンの股間が当たっており、一瞬気まずい空気が流れる。
「あ、あ、あ!すみません!すぐ退くんで…!!」
もう好きにしてくれ状態の相澤はラッキースケベマンが自分の上から退くのを待つが、なぜか一向に体が離れる気配がない。
「?おい、どうした」
ちらりと見たラッキースケベマンは青い顔をしている。
「いや…その…、腰抜けちゃったみたいっス……」
「……まじか…」
これってラッキーなのか…?ラッキーってなんだっけ
災難でしかない今の状況とラッキースケベについて頭を巡らせながら相澤とラッキースケベマンはお互いの股間を意識してしまい、ゴリッゴリに膨らませてしまう。

何とかこの状況から抜け出さなければ!と、ラッキースケベマンが腕の力で体を動かそうとすれば体の揺れに合わせてゴリゴリチンポが思い切り擦れ合ってしまった。

「ぅぁ……………ッ……♡」
「…え………?」

あれ、今、イレイザーが喘いだ…?いや、そんなわけ。あんなに金玉の大きいイレイザーがチンポが擦れたくらいで喘ぐわけ…
「ん、ん……っ、ちょっと…♡おまえ、も、…動、くな…っ」
いやいやいやいやめっちゃ喘いどる!!!!!!!

何かが弾け飛ぶラッキースケベマン。

フォロー

チンポマン、スケベマン、相澤、バッセンへ行く。⑤🔞 

「これっこれは!救助活動みたいなもんなんで!早く退かないと!イレイザーが俺のチンポで潰れちゃいますから!!!!」鼻息を荒くしながらそんなことを口走ってしまう。
「そん、なこと…っなるわけねぇ、だろ…!ぁ、やめ、動くな、う、わちんぽ擦れて、あっ止まっあっあ…あ……ッッ!」
断続的に続いていた声がぴたりと病み、代わりにふーふーー…と息を整えようとする呼吸音が聞こえる。
「……イレイザー?」
大丈夫ですか?とラッキースケベマンが髪で隠れて見えにくい相澤の顔に触れようとした時「コラ~~~!!!このドスケベが~~~!!!!」と、しれっと喫煙所に行っていたチンポマンが血相を変えて戻ってきた。
少し後ろにスタッフさんらしき姿がある。
どうやら俺たちの異変に気付いて呼んできてくれたようだ。
た、助かった…色んな意味で……
「チンポさぁん…!!助けてください…俺、転んで、腰抜けちゃって…!イレイザーも苦しそうで!」
「わかったからおちつけ…」
騒ぐラッキースケベマンを支えるチンポマン。
相澤は気だるげな様子で立ち上がり「…便所行ってきます」とトイレに消えていった。

相澤が戻るまでの間、ラッキースケベマンに説教をしながら今日は客が少なくて本当に良かったと思うチンポマン。

チンポマン、スケベマン、相澤、バッセンへ行く。⑥終 

トイレの個室でズボンをおろし、ぐっしょりと濡れてしまったボクサーパンツを脱ぐ相澤。足を引き抜く時に体液で太ももを汚してしまい「チッ」と舌打ちを打つ。
油断した自分を恥じながらざらついたトイレットペーパーで股間と足を拭き、そのままズボンを穿き直す。
汚れたボクサーは丸めて、手洗い場においてあったペーパータオル用のゴミ箱に捨てた。

ラッキースケベマンの下で相澤が小さく震えて射精していたことには誰も気づいていない。
それだけが相澤の救いだった。

もうラッキースケベは懲り懲りだと思いながら2人のところへ戻っていく相澤(ノーパン)
もちろん帰り道でもラッキースケベに巻き込まれる相澤だけれども、オチンポアーマ―を装備したチンポマンが守ってくれて事なきを得るのであった。

ありがとう チンポマン!
がんばれ ラッキースケベマン!
それイけ イレイザーヘッド!

今日も彼らによって日本の平和は守られている。

~終~

おまけのバッセン後日談(相澤ととブラド) 

「なぁブラド、操血ってちんぽを硬くするのにも使えるのか?」
「………はぁ?」
次の合同演習についての話し合いをする中、唐突に投げられた質問に呆れた声が出てしまう。
「お前…どこかで頭でも打ったのか?」
「どうなんだ」
「できなくは…ないが…」
「そうか」

そういって立ち上がる相澤はどこか楽し気で。
「今度飲みに行ったら帰りにバッティングセンター行くぞ」
「…?バッティング…?」

相澤が操血でもオチンポホームランを打つことは可能なのか…ものすごく気になっているということをブラドが知るのは1週間後の話である。

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