本気ですよ
「ヘルさん!君は騙されてる!」
「な、何にですか…?」
「あのアルウェス・ロックマンという貴族は君を騙して手篭めにしようとしてるんだ。貴族と平民は結婚はできない。このままでは君は身を穢されて、傷付くだけだ!」
「えっ、いや、彼には」
「見た目はいいかもしれないが、君の身体にしか興味のないクソ野郎だ!君みたいな素敵な女性なら幸せが似合う。僕が幸せにしてあげるからあんな男は辞めるといい」
「えっと、あの、別にロックマンの見た目は好みじゃないです」
「否定するのはそこじゃないよね」
「ロックマン?」
「あ、あんた!」
「僕は本気なんだ。邪魔しないでもらおうか」