月の国のお話
月の国にとって月姫は数百年数千年単位で生まれる珍しい存在。そして月姫の力は血縁に表れやすいため血を絶やすことは出来ないと言われていて、しきたりはあれど歴代太陽の君に選ばれる可能性は低いことから幼少期より月の国に許嫁候補として同年代の男子が侍る。月姫の伴侶は名誉ある地位である為月の国でも有数の家が我が子を差し出す。伴侶がいなければ月渡りができない。
月の国は月に寝殿があり、月姫とその伴侶は基本的にそこで生活をする。2人揃わないと月渡りは出来ないため出歩くには2人揃ってとなる。
7ちゃんは1度許嫁候補に無理やり月渡りをさせられそうになり、苦しい思いをした。
月は偽りを許さないため、許嫁では嘘と見なされて罰が下る。顔色の悪い7ちゃんに気付くことなく許嫁候補は足取りも覚束無い7ちゃんを引きずるようにそのまま月橋を渡ろうとしたが、7ちゃんが倒れたため渡れなかった。このあと許嫁候補はしこたま怒られたが、いつか渡るんだから今でもいっしょと反省してとらず、7ちゃんが太陽の君を連れ帰った直後また同じことをしようとして太陽の君の逆鱗に触れる。もちろん6とは問題なく月渡りができた。