フォロー

『ライトニング・メアリ 竜を発掘した少女 』iwanami.co.jp/book/b599134.htm
先日読んだ本。
かつてのfgoイベントで実装されてから気になっていた、メアリ・アニング。彼女の人生を、やや脚色して児童書にしたのが本書。

当時は当たり前なのかもしれないが、メアリの母親がずっと子どもを産み続け、ほとんどを病気でなくしていく、というくだりは、読んでいて思わず唸ってしまった。労働力の担い手として子どもを「生産」してるんだろうけど……。
メアリの思春期は、ガールミーツボーイ的な脚色がされているものの、メアリ自身の気骨ある振舞は「自立した女性」として描いている。
あとから創作された物語が、どこまで当時の現実に即していたか、考えてしまう本になった。現代の思想がどうしても書き手に影響を与えてしまう。
    

ログインして会話に参加
Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。