かなりよかったです。以下テーマに関する話(微ネタバレ)

移民へのマイクロアグレッションをエレメントを通してかなりリアルに描いていて、全然子供向けだと思えませんでした。移民への無意識の差別や移民二世の親からの圧力がテーマになっていて、かなり教育的でした。特に、作中で大事件のように扱われている物事が、既得権益を持っている多数のエレメントにとってはどうでもいい日常でしかない部分が非情で現実すぎるし、それに行政が直接手を下すわけでもなく、システムによって解決するわけでもないのは、移民の生活の苦しみそのものだと感じたので、この映画を通して権利のある人間が権利のない人間に少しでも優しくなれたらいいなぁ、と思いました。