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有栖川有栖の『捜査線上の夕映え』読了。良い読後感、というのはミステリーに相応しくないかな、良い読書時間だった。
そして、手に取ったときは意識してなかったけど、コロナ禍小説だった。2020年を舞台にしていて、たった4年前なのにずいぶんといろんな行動が変わってるなぁと思った。飲み物を口にするときだけマスクを外すとか、ディスタンスを保った捜査会議とか、いまの捜査ならやってないんだろうなぁ。たった4年前なのに。

よこしまなかんそう 

そんなにマスクをして、距離を保ち、換気を気にしながら捜査をしてるのに、火村先生はアリスの家に泊まるし、マスクをとって煙草を吸ってるし、そんな濃厚接触しちゃってる描写ですか、そうですか、と思わずにいられなかった。いつまでも仲良しで結構なことです。

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