ダーウィンヤング感想ネタバレ
導入シーンを観て階級社会への批判や正義が語られるかと思いきや、後半にはさっぱり忘れ去られてるの笑った。なんか、冒頭で主人公が社会構造への疑問を口にし、構造に伴う歪みを描いてて、ラスト変革への一歩を踏み出そうとかは一切なく「家族!」で終わるのか、と。歪んだな社会構造は、ヤング家の地獄を彩るフレーバーにすぎなかったね……
韓国エンタメって社会批判ちゃんとやるイメージだったから、ちょっと意外だった。
ダーウィンヤング感想ネタバレ
60年前の大隊長を演じてる人、ニースの中の人が兼ねてるのかと思っていたら、べつにそんなことはなかった(パンフみた)
因縁の発端は60年前の殺人ではなく「身分を偽ったこと」という、そこで止めればそれはそれとして何とかなる事だったのに、選択したルートが殺人なのほんと一番ダメなルートを選んでてダメ。それはニースの選民思想が選ばせてしまったんだけど…… 3代目はそのへんに疑問を持つようになったのに、結局あんなことするんでほんとダメ。
あとすごく単純化すると、ラナーが「裏切った父親がわりを」ニースは「父親を守るために、(ある意味)裏切った親友を」ダーウィンが「父親を守るために、親友を」になるの、代が進むにつれて地獄が増してかわいそう。
ダーウィンヤング感想ネタバレ
2代目たちは初代の特徴を交差するように受け継いでるように見えるけど(写真家の父親→映像作家のバズ、実業家の父親→ケータリング事業を起こしたジョーイ)、ニースは「アル中の父親」を受け継いでるかな。エグいな。