『フェイブルマンズ』感想。ネタバレなしだけど褒めてない
『フェイブルマンズ』観てきたけど、なんというか個人的に「まあまあ」でした。
スピルバーグの自伝映画の皮をかぶった中流家庭の愛憎物語、主役は実質ミシェル・ウィリアムズです。主軸は一家の物語、プラス映画少年青春時代ハイライト集みたいな感じ──というのは、確かに映画少年パートで面白いこと言ってる場面がいくつかあるものの、それらを掘り下げないままにすぐ一家の物語に戻っていくので。なんかハイライト集っぽくて……。
映画少年パートがまるでおまけかのように掘り下げられないので(そこのほうが面白いのに)
「これが後にあのスピルバーグになるんですわ。ウインクウインク😉⭐️」
って言われてる気持ちになった、でもフィクションなんでしょこれ。スピルバーグの自伝「的」映画ってことは。
作中で言ってた面白いことも別に自伝風にせずに普通の映画でも言える話だったと思う。そのほうが面白かったし掘り下げられたのでは……。なんか残念。