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地元の図書館で小田雅久仁『禍』が棚にあったので借りてきた。前作『残月記』は予約が数十人待ちになっているのに、新刊のほうが誰も待っていない状況なのはちょっと意外だった。やっぱり「◎△賞受賞作!」といった宣伝文句がそれだけ効くんだな、と感じ入った次第。

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