現役プロヒーローだった消太を結婚を機に専業主婦をさせる俺。
このままだと貯金崩さないといけないと金銭管理が出来ないバカな消太は友達の事務所で裏方作業のパートしてるらしい。たかがパートの稼ぎで仕事してますって舐められて家の事を怠るのは許さない俺は消太に完璧を求めている。
勿論、食費も光熱費も家賃も消太持ちで俺の給料は全部俺の小遣い。
夫として当然の権利だ。
そんな結婚生活を続けて3年、新築一軒家買おうと消太に住宅ローンを組ませようとしていた矢先、隣に高校生が越してきた。
雄英高校に通う金髪で図体も声もでかい派手な男で俺は誰からも愛されてますオーラを出してるキラキラボーイが気に食わなかったので挨拶されても全部無視をした。
仕事がダリくて早退した日、玄関先で買い物袋を持って仲良さげに話す消太と隣に住む金髪を目にすることになる。
どこか絵になる2人の姿にイラッとして2人の間に割り込んで消太の腰を抱いて乳首を摘みながらおかえりのキスをせがむと戸惑いながら離せと小声で制する消太。
童貞ボーイは指でも咥えて見てな…とズボンの上から勃起した勃起ちんぽを消太の尻に押しつけてたら逃げるようにして童貞ボーイは家に逃げ帰った。
今夜は消太に男に色目を使ったお仕置きが必要みたいだな……。
最初はすぐ帰ってくると思っていたが携帯も一切つながらない。
パート先だった消太の友達のヒーロー事務所に行けば「知らない」と友達らしかぬ薄情な返事に「お前ら消太の友達のくせに何もしらねぇのかよ!!」と怒ったら警察を呼ばれた。
水道も電気も停まり、家賃滞納の回収にきた大家が隣の童貞ボーイが海外留学したと我が物顔で話すのが気に食わず暴言を吐いたらアパートから追い出された。
会社で寝泊まりしていたらムカつく上司が汚いだの臭いだの言ってきたので辞めて退職金でホテル生活をしたがあっという間に金も無くなり消太が買ってくれた車も手放すことになった。
これも全て消太のせいだ、帰ってきたら家事も仕事も全部やらせて俺は家で悠々自適に過ごすと決めた。
5年後、外に家を建てて空き缶を売って日々の生活を過ごしていた俺はテレビの大画面に映る金髪の男に目を奪われる。
「私がこうしてヒーロー活動が出来るのは愛するパートナーと子供のおかげです!」
そう言って消太と俺の子の写真を自慢げに見せる男の姿に全てを悟った俺だった。🔚