タイムスリッパ特攻で思い出したのだが
子供の時に見た(たしか)「終わりに見た街」というテレビ二時間ドラマをなぜか覚えているんだが、たしか普通の一家とその兄弟の一家が45年にタイムスリップする話なんだが、相当すさまじいというか時代考証がしっかりしていて、ぐれていた甥はリンチにあってボコボコにされる、最初は戦争は負けるから逃げろと説得しようとして非国民として大変な目に遭う、その後これはやばいと察して隣組に入るために有力者に賄賂(腕時計)を送ってなんとかしてもらう、食料の買い出しに農家に出向いて卑屈に食いものをもらう親父の姿を見て子供が軽蔑する、ぐれた甥は戻ってきたと思ったら動員で働いて洗脳されて一見礼儀正しい「軍国青年」になる、最初親の反戦姿勢に親和的だった子供達はこんなことをするアメリカが憎い戦争に勝たなければダメだと「少国民」化、それをみて唖然とする親、など異様にリアリティのある話だった。最後突然原爆が落ちて虫の息で「何故?」とみると東京タワーが見え、二度目のスリップで近未来の核戦争の日本に飛ばされていたというオチだった。
マスメディア含め大衆思潮はここまでかわるのか時勢というのは恐ろしいというか、状況で簡単に洗脳されるのは全くそのとおりなんだなというのを今現実で追体験してるというか。