ゴジラ-1.0(内容含む) 

モヤモヤする点も色々あって、台詞では戦時下の情報統制や人命軽視を批判したり生き残ることを肯定してたりはするのだが(日本がやった)戦争や特攻そのものは特に否定してない上、今度こそお国のために役に立つという事が美談的に表現されてるとか
政府は動けないので民間の力でと言いながら実質帝国海軍vsゴジラになっていたりとか
……挙げればキリがないけど、今あの時代設定でゴジラをやるなら(今も脈々と受け継がれる悪しき)大日本帝国を引きずったままの価値観やノリはちゃんと粉砕されて欲しかった。ああいうのが肯定的に描写されるの、今の時世的にも全然笑えないんだよ。世間にはあれがウケているようだしさ

ゴジラ-1.0(内容含む) 

あとゴジラ倒す作戦ね。これも外せない。
今度こそ人命軽視ではなく生きて帰ってくるぞ!とは言うもののそれは気合いだけで生還するための具体的な方策も特になくゴジラを殺りに行く展開にはさすがに困惑。
敷島は生還したが彼が特攻を決意しなければ全員全滅しただろうから結局のところ(作戦に特攻は想定されてないとはいえ)楽観的予測と最後は特攻頼みという状況は日帝と変わらず……(もしかしてあれはそういう皮肉でしたか?)

最後の敬礼もな~んかクッサいんだよなアレ……ナルシシズムっていうか

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ゴジラ-1.0(内容含む) 

他にもあるけどそういう諸々のモヤりを感じたのでちょっとなぁという感じ
あと自分も艦船とか軍用機は少しだけ知ってる事もあるので兵器シーンはゴジラシーン同様おぉーと思ったけど馬鹿にしないでほしい。「ミリタリーオタクこういうの好きだろ?」みたいな要素だけで絶賛しちゃう程テキトーに映画観てないので…

特に震電を持ってくる事自体に「オマエラこういうの好きだろ?」をバシバシ感じてしまってうわ…となった。メジャーな映像作品にはほぼ出てこないのでレアだし嫌いではないのだけど

ゴジラ-1.0(内容含む) 

めちゃくちゃ余談だけど、橘が震電の座席触ってたシーンで「なんか赤文字で書いてあるしこれ脱出装置付いてそう」とか思っちゃって、敷島に計器類の説明する後半カメラが引いて台詞が無音になるシーンで確信、結果その通りになったおかげで終盤の展開に何の驚きもなかったのよね

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