でも、勇者ヒンメルたちとの冒険の回想のなかで、かき氷を出す魔法に喜ぶハイターのセリフに「しかもこれ、シャリシャリじゃなくてふわふわのやつですよ!」がアニメオリジナルとして追加されていたのはすごくよかった。
フリーレンの披露したかき氷を出す魔法をアイゼンが「くだらない」と評していたけど、そのくだらなさを一層強化するディテールとして「シャリシャリじゃなくてふわふわ」が効果的に機能してる。
10年にも渡る魔王討伐の旅における「くだらない」できごとをアイゼンが尊んでいたことを鑑みると、原作にないこのセリフを追加した意味はおおきいよ〜泣ける…
原作への敬意を感じとれる作画と脚本もいいな。ただ、原作どおりじゃなくてもいいところ(フリーレンが村のこどもにスカートめくりをされるとか、弟子・フェルンの成長をフリーレンとの胸の大きさ比較で表現するとか)をそのまま忠実にアニメ化してたのはちょっと残念かな。
べつの表現に差し替えてもストーリーへの影響はないはずなので工夫してほしかったけど、脚本の鈴木さんはできる限り原作どおりにするタイプのひとだった気がするから、そのへんは今後も望み薄かしら…