モブ彼の結婚了承したら即時売られた話
「おっし!さすが俺の嫁(ルビ:オナホ)!俺は助かったー!」
ファミレスで付き合っていた彼氏から「結婚してくれ」って結婚届出されて二つ返事で頷いたら、そんな事を叫ばれた。目が点になっていると、どこからともなくガタイの良い男数人が旦那の横と俺の横に座ってきた。
「彼氏さん良かったねーコレで借金チャラだよー」
「おめっとー」
「じゃ、俺はコレで!消太わりぃな!お前のAV出たら買ってやっからな!」
俺以外の男達が会話をしているのを見つめ、状況を理解した時には、元彼氏は嬉しそうに店から出ていっていた。
「消太は懲りねぇなあ」
眼の前に座った派手なスーツを着た男tが笑う。
「今回は俺たちから逃げれると思ったか?残念だったなーお気に入りのお前を逃がすわけ無いだろ」
眼の前で記入された結婚届を破られて、俺はため息をつく。
「今回は何したんだ」
「んー?高級車ぶつけてやった」
そう言えば、数日前に青い顔で帰ってきてたが、そのせいか。
「お前を渡せばチャラにするつったら、喜んで頷いてたよ。男見る目相変わらずねぇな」
そう言って笑われて、冷めて不味くなったコーヒーを啜った。