BT
衆議院の法務委員会に「共産」「参政」「保守」が同数で並んでるというの受け入れがたい……っていうかほんとに腹立たしい……
https://www.shugiin.go.jp/internet/itdb_iinkai.nsf/html/iinkai/iin_j0030.htm
衆議院の法務委員会の話
【前提となる事実】
①衆議院法務委員会の参政党の枠についてれいわが「譲った」と立憲民主党米山議員が投稿した件に対し、れいわ新選組高井議員が「全くのデマです」と投稿。(11/15 19:41)
https://x.com/t_takai/status/1857373473464811846
②高山議員の投稿を受けて、米山議員は、〈私はそれ相応に信頼できるところから聞きましたが、そうであるなら削除します。大変失礼しました〉と投稿。(11/15 20:28)
https://x.com/RyuichiYoneyama/status/1857385259014431152
③ポリタスTVが放送中で同件にふれたことに関し、お詫びと訂正を投稿。(11/17 15:15)
https://x.com/politasjp/status/1858031306996855184
衆議院の法務委員会の話
この③でポリタスTVは
〈れいわ新選組の高井たかし幹事長がXで11月15日19時41分に「れいわ新選組は、衆議院で9議席のため、17ある常任委員会のうち、12委員会の所属が認められるため(中略)政策実現に必要な戦術と力量などの総合判断で委員会を選びました」(法務委員会への所属は求めなかった)
(略)
とのポストにて否定されました〉
と投稿しているのだけど、この「(法務委員会への所属は求めなかった)」の部分ってどこからもってきたのだろう。
取材で確認したのか、
それともポリタスTVが「そう受け取った」という補記なのか。
前者であればいい。ただそう明記してほしいとは思う。
問題は後者で、れいわが「12の委員会を選んだ」ことと「法務委員会への所属は求めなかった」ことは果たしてイコールなのか、ということだ。
衆議院の法務委員会の話
例えば今回、各委員会の委員長の割り振りについてはそうした「調整」があったと報じられている。
そういう「調整」が委員枠において起こり得る余地は一切ないのか。素人考えでは、そうと考えるほうが不自然だと想像する。
そしてもしそうした「調整」があり得るとするならば、れいわ高井氏が書いた「(12の)委員会を選びました」というのはあくまで最終的な着地点の話に過ぎず、そこに行き着く過程に何があったのか(何もなかったのか)については一切わからない、いう可能性が生じるのではないか。
また、れいわ高井氏は同じく①において〈れいわ新選組が獲得できなかった委員会がどの政党の所属になるかは、我が党が関与する余地はなく〉と書いている。
この言葉が、
・仮に前述のような「調整」が生じたとしても、それは衆議院←→れいわ(会派)間でのやりとりであって、れいわ(会派)←→参政党(会派)間のやりとりではない、と言っている
ということなのか、
・(最終的に12に決める前の段階として、会派間で「調整」を図る場面がもし仮にあったとしても)最終的に「どの政党の所属になるか」を決めるのは衆議院であって、そういう意味で「我が党は関与する余地はな」いと言っている
ということなのかは、この投稿だけではわからない。
衆議院の法務委員会の話
②の立憲米山氏の投稿は、言葉の信じられなさを強化した。軽率なんていう言葉では批判しきれない、本当に罪深い。このひとは本当にTwitterをやめるべきだと思う。
そもそもの米山氏の投稿も、衆議院の議席がこういう状況になって委員会構成もこんな感じになってはいますけど、とはいえ依然として瀬戸際ですから、選択的夫婦別姓などを進められなかったとしても許してよね、みたいなことを言わんばかりの、「立憲にやらせたかったら議席をください」の延長線上にある投稿で、あれも腹立たしかった。
私と米山氏は相互ブロックだからお互いに見えなくなってたのにクソXがよけいなことしやがって……
……みたいなことを、先週末からうだうだ考えるともなく考えてたとこにポリタスTVの投稿を見かけて、なんというか……あんたらTwitter上でインスタントにやりとりするのもうやめなよってげんなりした。
ポリタスTVはこれを反省材料とするならば、言及する前に取材してほしいし、常任委員会の決定プロセスがどういうものなのかをきちんと確認したうえでれいわ高井氏にもきちんと取材して、そのうえで論じてほしい。
衆議院の法務委員会の話
でも、もし仮に、米山氏が〈私はそれ相応に信頼できるところから聞きました〉としたところの「譲った」的言説が、例えば「いやああれじゃあさ、れいわが譲ったようなもんだよね」みたいな、可能性への言及や揶揄の類いの軽口だった可能性だって当然あるわけで、そうだとすれば火のないところに立憲米山氏が起こした煙をなんでれいわ高井氏が消さなきゃいけないんじゃいという話で、ないものをないと証明するリソースをれいわ高井氏がどこまで負う必要があったかという話になる。
なんか言葉って何なんだろという気持ちになる。なり続けている。ぐったりする。こんなぐったりするために使われるものじゃないはずなのに。
そして私がこんなふうに双方にもやもや抱えている疑問を追及するのは本来メディアの仕事だろがい(ポリタスに限らず)とも思う。しょうもないやりとりすぎて取り上げるに足るものではないという判断はあるかもしれないけどさ……。
衆議院の法務委員会の話
少なくとも、れいわ高井氏の言葉がそのまま前者を信じる根拠になるかというと、私にはそうは思えない。
この投稿では、衆議院の決定プロセス(ソース)が示されているわけでもない。
ご飯論法の類いを懸念する余地のある投稿だと思える。
それは、私がれいわという政党を信頼していないという前提ももちろん影響している。
あと、国会の仕組みというものを知らないということもある。知らないから判断できない。知らないから、高井氏の言葉だけでは理解も納得もできない。
疑いすぎか?
言葉の重箱の隅をつつきすぎか?
何も根拠がないひとが〈「参政党に委員枠を譲った」との表現は明らかな誤り(デマ)です〉などと断じるか?
……いや、そんなこと、いくらでもあるじゃないか。あったばかりじゃないか。
「政治家が公衆の面前で言うことなのだから、当然なんらかの根拠があるだろう」なんていう前提は、もうとうに崩れているのだから。
もちろん、本当にそんな事実は露ほどもなかった、という可能性もあるものと理解している。①を噓、ごまかしであると断じるところまでの確たる根拠を、それこそを私はもっていないのだから。
……というような疑問をもち続けている。常任委員会の決定プロセスをどこかの政党に質問したら教えてくれるのかな