「私は現役の医師として25年小児科の医療、高齢者の在宅医療、コロナ診療、そして救急医療に携わってきました。
お金がないために、病気になっても体調が悪くても病院にかかることができず、いよいよ病気が重くなって救急車で運ばれてくる方、そして訪問診療に行くと、夏の暑い日でも電気代を節約するためにエアコンのスイッチを切り、食費を削って過ごしておられる高齢の方、こういう方がたくさんいらっしゃいます。
本当に命が大切にされていないと感じてきました。
15年前から仲間たちと続けている街頭での相談活動、食料配布の活動には、今、都庁前では800人、そして池袋の公園には500人以上の方が食料を求めて来られています。
働いていても年金を受け取っていても、それでも生活が苦しい、保険証はあるけど病院に受診するお金がない、派遣切りに遭って途方に暮れている、そういう方々が次々に相談に来られます。
本当に人が大切にされていない、そのことを痛感してきました。
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みなさん、政治とはいったい何のためにあるんでしょうか。誰のためにあるんでしょうか。
ひとにぎりの大金持ち、そして権力を持った政治家のためにあるものではないと思います。
一人一人がこの国で生きているその一人一人を支え、そして幸せにするためにこそ政治はあるんだと思います。
今回、しんぶん赤旗が暴いた裏金政治、金権腐敗政治、財界がカネの力で政治をゆがめてきた、このことが改めて示されました。
この金の力で政治をゆがめる、この腐敗した政治を終わらせることなしに、人々の暮らしを大切にする政治は、私は絶対に実現することはできないと思います」
谷川さんの演説の前に、山添拓さんによる応援コメントと、同じ病院で働いてこられた方からの応援コメントがあったのだけど、こちらもとてもよかった。ぜひぜひ〜