『スーパー30 アーナンド先生の教室』観た
「家の子供を教育すれば、家、家族、親、次の世代全ての人生が変わる」が至言。貧困階層の教育の為にまさに命を懸けて私塾を立ち上げた先生と生徒の実話。好きな話に決まってる、のは置いておいても社会派な内容をほど良いエンタメにした作品で面白かった。
主人公アーナンドがいかに信念を曲げずにいたかに焦点が当たっていて、挫折しそうな局面で常に父親の薫陶や自身の経験に奮い立たせられるのが良かった。それらの場面の演出も、リティクさんの演技もしみじみとした様子で好きだ。
その分、具体的な指導内容はエンタメ要素で見せる感じではあったかな。でも精神面の指導はやはり素晴らしくて。貧困階層という気後れが能力を発揮することを妨げる、その心に勇気を持てと言い支える大人がいる事、それが如何に大切か。しみじみ感じるよ。それを経ての突然のホーム・アローン感はとても楽しかった。知識ってのは使えると面白いよねー。知は全てを打倒する!的歌唱も荘厳で闘志が湧きたって良かった。笑
そして世界最難関の一つインド工科大学への受験結果が事実だって言うんだからすごい…。能力を支える精神を持たせてあげる事、本当に大切な教育の本質の一つだよね。よい作品だった。