『ハント』見た直後のメモ2
一番ぐっと来たのがチョンウソンさんが関係を疑われた会社の社長(光州で一緒の隊だった盟友)を自分で感電死させるところ 短いやりとりと表情で多くを伝えるお芝居が素晴らしい このシーンに限らずだけど、暴力を止めるための暴力を行使することについて、勿論それは肯定されるべき行いではないのだけど、一方で、そこまで追い詰められ尊厳を削られてきたという描写にもなっていて 複雑さを諦めないことは真摯な表現に繋がるなと思った
北のスパイだった"娘"がそっと外す大学のバリケードの扉や自嘲気味に煽るお酒 最初は自分と家族に対する複雑な気持ちの現れなのかなと思わせてもう一周意味が変化するところが巧い 班長2人がどういう意図を持って動いていたのか分かる、ある意味クライマックスの場面にCIAの"提案"を却下するシーンを持ってくるのも巧い
日本の有名な俳優さん数名がインスタで陰謀論披露してる一方でイジョンジェさんは『ハント』を書いて主演と監督までしていた、という事実が眩しすぎてほんとため息出る