俺は少しでもコレはよくないよなぁと思ったら必ず直ぐにごめんねと謝ってたけど、向こうはこわい言葉や冷たい態度から時間を置いても「昨日はそういう気分だった」と自己弁護の言葉しか聞いたことなかった。
「一緒にしないで」ってはたき落とす言葉を言い放たれた時から、もうかなりしんどいなと思い始めてたけど、相手を傷つけたいわけじゃないし、でも終わりにしたいから、俺がとことん社会的にカスだとやんわり悟ってくれるよう丁寧に綴ったお別れの言葉にも、死んでやるとか、おい・ふざけるな・出ろよと恫喝まがいの発信を繰り返されたり。
その後には不特定多数の第三者へ打ち明けて、俺が一方的に切ったとか、俺の感情の問題とか、そういう話になっていた。
相手を傷つけてしまったら、その場じゃなくても、時間が経っても、ごめんなさいと謝る。
自分のダメなところは素直に認めて、話を都合よく曲げたりしない。
そういうのって自分にとっては凄く当たり前だったんだけどな。
遅かれ早かれ……というか、いずれ俺が保てなかったと思う。
もうシンプルに疲れた。
人に優しくするのは当然だと思いすぎてたのは改まらないといけないし、断りきれない俺も悪かったんだけど。