株価チャートがほぼ同じな資生堂も同じく苦境だよねえ。日本化粧品メーカーは近年中国市場に依存して来たから中国の不景気、コロナ、中華＆韓国メーカーの隆盛と若者需要の転移で落ち込み始めた所への汚染水がトドメ。
ブランディングも難しい立ち位置。コスメもヘアケアも若年層の流行は韓国や中華ブランド。永らく日本品質への信頼があったけれど電化製品と同じく韓国&中華ブランドも遜色なくなりつつある。品質による差別化が難しく価格帯でも苦戦、パッケージの可愛さも重要ファクターなのに日本メーカーは決裁権が上層部にあるのか野暮ったさがあり苦戦。テレビを皆で共通して観る時代ではないゆえ、俳優であれスポーツ選手であれ日本人スターへの興味が薄くグローバルな活動をするアイドルに比べ本来のコアターゲット層には響きにくく苦戦。羽生くんがアンバサダーになったのは中世的かつ美肌でブランドコンセプトに合っているのも大きかったろうけれど中国市場を意識したのは明白。新規開拓したかったターゲット（特に若年層男性）に広くブランドイメージを確立/認知させるには少し難しい面があったと思う。それでも中国市場にかけたところへ本格的に始まった中国経済の不振。難しい局面だけど頑張ってほしい。