カズオ・イシグロ氏、若い作家の自主検閲を懸念 「ネットでの攻撃を恐れている」
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-56235093.amp
作家の中には「全否定」されたり、著書のボイコットを呼びかけられたりする人も出ている。標的となった著名作家には、J・K・ローリング氏やジュリー・バーチル氏、ジャニーン・カミンズ氏らがいる。
2019年にナイトの称号を受け「サー・カズオ」となったイシグロ氏は、自分自身は「全否定」されることを心配していないと話した。
「私はかなり確立された作家なので、恵まれた、比較的守られている地位にあると思う」、「私はもうそれなりの年だし、一定の評価も得ている。幻想かもしれないが、自分の立場は守られていると思う」などと、イシグロ氏は話した。
イシグロ氏は作家生活40年で8作の小説を書き、短編集を1つ出している。批評家らからは称賛され、商業的にも成功している。