住所を聞いてくれた通りすがりのおねえさんがおばあちゃんの額にティシュを当ててあげたり、
血が流れたら寒いだろうからと自分のマフラーを巻いてあげたりしてたけど、
私はほんとうに財布と携帯しか持っていなかったのでなんにもできなくて。

おばあちゃんのお名前を聞いたり、
「大丈夫ですか？」と声をかけてくれた別の通りすがりの人にティシュをわけてもらっておばあちゃんの額に当て直したりして、
ひたすら到着を待ちました。

5分ほどで救急車到着後、おばあちゃんの年齢と名前をお伝えして救急隊員さんにあとはお任せ。
おばあちゃんはストレッチャーに乗せられて救急車に入って行きました。
残された
通りすがりのお姉さんと
「たすかりました」「いえいえこちらこそありがとうございました」とご挨拶して、解散。

119番に電話、それだけしかできなかったけど、
私なりになんとかがんばりました。

おばあちゃん、無事だといいな。

おわり。