ストーリーやキャラクター造詣を「なんのために」やるのかだよな…ストーリーは普通に上手すぎるし、話のおさめ方が「人狼ゲームがマジで好きなんだな」ってなるから元気出るので単純に好き

・汎はアロマンティックアセクシュアル的なことなんだろうか？色々考察できるとこ

・汎を設定することで為しているジェンダー規範の「ずらし」とかもすごく可愛い

・機械の自我に性別を明快に与えてるのと
・ラキオとシピでトランスジェンダーのこととかにも言及があるの
⇒生まれは選べないが生き方は自由に選ぶのが良いし、生まれには魂は規定されない。このテーマはSQちゃんでも繰り返される。

・あと天才だろうと偉かろうとキモい奴はキモいって言うピシャリ具合も良い
キモい！って指摘するのがグノじゃないときの（つまり彼女じゃないときの）彼女なのもすごく良い。矢張り『血縁』というか『遺伝子』によって規定されるものは無い。
レムぴの恐怖判定もそれを反映していて、恐れる時とそうでない時の差には『見た目がどうとかそういう問題ではない』とかも感じることが出来る

・生まれた星から旅立ちたい
・陸で生きたい
・種族関係ない
とか、実は果ては
・死にたくない
まで実現の道を等身大に模索されている。
自分の身体をどこに置くか、どう変えるか、それで何として生きていくか、皆自分で選び取ろうとする

基本的にやっぱり「生まれこそ選べないけれど」という出発点に甘んじない在り方の探究
これは人狼ゲームの「お前はずっとこの与えられた役割にいなさい」と言うのと対比になってるとも読めるんちゃうかななど思ったり思わなかったりする

イントゥザウッズというミュージカルがあるんだけど、（ディズニー映画版は完全にこのミュージカルの意図を読み違えているので舞台版で見た方が絶対に良い。分かり易く言うと映画シュレックと同様のテーマ・類似の肉付けの物語。）それを少し思い出したりしたかな