原初で付き合い立て時代の弊ひろらは、気まずい期を経てからふんわりとらはに喜んで貰いたい気持ちが出てきて石の家に立ち寄る度に旅先で買った食べ物やら置物やらご当地の名産品なんかを押し付けていくひろしと喜びつつもひろしの行動の理由が分からなくて首を傾げているらはに「まるでヌンへの貢物みたいね」ってくすりと笑う姐さんとそういう事かってようやく合点がいったらは 次にひろしがお土産を渡して来た時に「物じゃなくても良いんだ。アンタが顔を見せてくれる事、何か話を聞かせてくれる事。アンタがオレの事を考えて行動してくれる、その事実がたまらなく嬉しいんだ」ってひろしの傷だらけの手をぎゅっと握ってとつとつと語るから「分かった」って大人しく頷くひろし
それから暁月を経て、ひろしがらはの為に作った地獄の手料理が渡される……