飛行機で、真ん中の3列並びの通路側の席を取ったんだけれど、乗ってみたら、真ん中に赤ちゃんを抱っこした若い女性。反対側の通路側には若い女性。前の席にも赤ちゃん連れのお母さん。飛行機は満席。

赤ちゃんを連れたお母さんは、私にも反対側の女性にもあらかじめ「うるさいかもしれませんが」と断って、最初から申し訳なさそうにしているので、「いえいえ、大丈夫ですよー。赤ちゃんってそういうものですからー」と私は答えた。反対側の女性も同じように答えていた。

乗っている間、赤ちゃんに何度も蹴られたけれど、まあ、しょうがないよね、座席が狭いんだから。赤ちゃんを抱っこしながら、何度も謝るお母さん。赤ちゃんは私に何度もお菓子を差し出すので、そのたびに私が「ありがとう！くれるの？」と言うと、嬉しそうにする赤ちゃん。

赤ちゃんがいるとお母さんがこうやって周りに気を遣わなければならない社会っておかしいですよね？と話しかけたかったけれど、止めておいた。両隣が女性で良かったよねえ、とも思った。

そういえば、私の娘が赤ちゃんの時、どうしていたっけ？と考えたら、飛行機の中で娘がむずがって泣いたりしても、私って、周りに全然気を遣わず、謝ったりもしなかったなあ。