13年目の3月11日。

能登の地震で崩壊した建物をテレビで見ていると、東日本大震災より酷かったのではないかとすら一時思わされた。震災後、現地をずいぶん歩いたけれどあれほど酷い崩壊は記憶にない。

そのうち思いついた。そうか津波だ。本来なら瓦礫が並んでいたはずの海岸沿いの街はおそらく全て津波で押し流された。あるいは原発事故で入らなくなった間に朽ち果てた。

そのため能登のように、劇的に倒壊した建物群が我々の目に触れることが(あれでも)少なかったのだろう。

もしも津波も原発事故もなかったら、見渡す限りの倒壊した家々が並んでいたのかもしれない。

そんなことを思っている。

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@hyoyoshikawa
私も当初、不思議に思いました。能登半島の地震で出た廃棄物の処理に64年かかるというようなニュースを見た時に、東日本大震災の時には、なぜそういうニュースがなかったのか、と考えて、そうか、東日本大震災では、沿岸の建物は、津波でさらわれて行ってしまったんだ、と思い至りました。

東日本大震災の被災者の人が、あたり一面更地になった、と話しているニュースを見たときに気が付きました。

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