将棋のABEMA地域対抗戦見てる。地元への還元はいろんな意味でいいと思うんだけど、個人的な好みとしてやはり「みんなで盛り上がろう」みたいなのは苦手である……

結果的にみんなで応援してたりみんなで盛り上がってたりするのはいいんだけど(大盤解説会とか)、誰かがそれを「仕掛けている」のを察知すると急に「そうはいくか!」という気持ちになる。ライブとか行ってもそう(煽られたり同じ振りを求められたりするのは不得意)。われながらめんどくせぇやつだなと思うけど、しょうがない。

学校行事で「一丸となって……」みたいなのはマイノリティの子や気持ちが乗らない子への抑圧になるから気をつけた方がいいよ、と学生によく言う。そういうマジョリティのパワーゲームの問題はもちろんあるけど、それ以前に、単なる個人的な好みで言ってたのかもしれない。

子どものころの自分は「先生がいうならそうなんだろうなあ」とすべて飲み込むチョロい子どもだった(そもそも目上の人の発言を批判的に見る視点がなかった)。だから、自分が児童生徒としてもっていた違和感もじゅうぶんに言語化していなかった。学部1年で教職課程をとるか悩んだときには「学校にだけは戻るもんか」と思っていたので(!)たぶん相当違和感があったのだと思うのだけど、そのへんは今でも十分物語として位置づけられずにいる。

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そういう自分が教員養成のど真ん中にいるのだから、世の中はふしぎである。タイムマシンに乗って18のときの自分に話したら、鼻で笑うと思う(そもそも人前でまともに話せなかったし)

そんなことを書いてたら対局が始まった。棋士があぐらをかいて、楽しそうにぼそぼそ盤面の話をしている。とても安心する。

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